
最近、メインクエストを放置して“横道シリーズ”と称しながら、気ままにジョブ育成をしているんだけど、これが意外と楽しくてね。中でも初期に触っていたナイトをまた動かしてみたくなって、ちまちまとレベル上げしている。とはいえ、ナイトのレベル61から65のあたりが本当に長く感じて、モチベーションが若干持っていかれ気味。よく昔の自分はガンブレイカーでこの区間を駆け抜けたなって、今さらながら褒めてあげたくなる。

63あたりのIDはそのうちコンサポ(コンテンツサポーター)に対応するだろうし、それまで放置しても良いのかもしれない。でもやっぱり、ナイトだけは育てておきたいという気持ちがあって。多分、最初に選んだ思い入れのあるジョブだからなんだろうな。そんなこんなで、ある日の深夜。仕事が長引いたあと、ふと「少しだけなら…」とコンサポを連れてレベル61のIDに挑んだんだけど――これがもう、大失敗。
開始当初は元気だったものの、2ボスあたりからだんだん怪しくなってきて、コントローラーを握ったまま、うとうと…。眠気と戦いながら操作してたけど、監獄エリアに入る頃には完全に意識がふわふわ。来た道と行く道の区別がつかなくなり、NPCたちを連れてID内をウロウロするという、謎の迷子状態に突入。NPCだから笑い話で済むけど、これが人入りのPTだったら、確実に怒られていた。いや、怒られるだけじゃ済まないかも。最悪、動画で晒される未来まで見えた…。

それでも「ここまで来たんだから…」という謎の使命感に背中を押され、ラスボスのセイレーン戦へ突入。とはいえ、ここから先の記憶がほとんどない。たぶん最初にタゲ取って、ちょっとヘイト稼いで、そのあと突っ立ってた。剣と盾は構えてるけど、スキル回しなんてどこへやら。まるで棒立ちのナイト。でも不思議と倒れずに済んだのは、多分アルフィノのおかげ。ありがとう、アルフィノ…。

気がつけば、画面にはレベルアップとクリアの表示。宝箱の前で「あれ、終わってる?」と呟きながら退出したけど、本当に記憶がない。寝ながらID行くもんじゃないって痛感した。特にこの先のバルダムとか、途中でアクションの試練あるし、あれ寝かけてたら確実に詰む。昔は普通にこなせてたのに、今は体力の衰えも感じてしまう。
最近は忙しさもあって、睡眠時間が5時間程度の日が続いてるのもあるかもしれない。疲れた状態でプレイしても、集中できないし楽しくもないし、何より事故のもと。ゲームってリアルとちゃんと繋がってるんだなあ、としみじみ思った。
というわけで、自分ルールをひとつ作ろうと思った。深夜帯にアクティブなコンテンツはしない。せいぜい釣りか、草刈りか、クラフターの素材集めくらいにしておこう。のんびり過ごす方が、ゲームもリアルも平和でいられるかもしれないな。